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ぺんぎんのお散歩(旭山動物園の思い出)


話題の旭山動物園にぺんぎんのお散歩を見に行きました。
札幌はマイナス5℃、旭川はマイナス12℃・・・

本当にかわいい!よちよち歩きのぺんぎんの行進を目の当たりにしました。

夏には夏の・・・冬には冬の良さがあります。

私は(アジア系の)外国人だと思われたのでしょうか・・・

Don´t step on the red line・・・日本なまりの英語が聴こえてきました。







次は母ぺんぎんとその赤ちゃんぺんぎんです。
私の子供が「どうしてお母さんより赤ちゃんが大きいの?」と聞くので、帰ってから旭山動物園に電話して尋ねると「あれは脂肪なんですよ、もう少しすると体がしまって来ます。」と親切に教えてくださいました。

回答してくださったのは、獣医の坂東 元さんでした。
子供との2ショット写真も撮らせて頂きました。気さくな方です。



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by miyabinahiro | 2009-01-31 23:49 | 旭山動物園の思い出 | Comments(0)

大好きだったミヨさん

平成15年のことでした。私が一週間に3回訪問していたお宅がありました。
名前はミヨさん(仮名)、84才のとても素敵な女性でした。
ミヨさんのご主人は医師で、開業していましたが他界されたあとはミヨさんがお一人で暮らしていました。
ミヨさんは心不全にて入院療養後に家に戻られて、ケアマネさんからの依頼に拠り、
訪問介護と訪問看護のサービスが始まりました。

ご主人がお元気だった頃は「医師の妻」というプライドもあったそうです。
ミヨさん曰く「主人は本当に優しかった。でもね、冗談が通じないの(笑)。
いっつも難しい本を読んでた。
・・・今が一番気が楽ね、起きたいときに起きて、寝たい時に練れるもの。
食事もね、私一人ならお茶漬けと漬け物があればいいの。」

息子さんも医師で、関東在住です。
母親を一人置くのは心配だから・・・と、関東での同居を何度も提案していました。
その度にミヨさんは、「慣れない土地では暮らせないわ、それに、この家は主人との思い出が一杯つまっているんだもの。私が死んだら家ごと売ってマンションでも建てればいいの。」
・・・いつも穏やかに仰るミヨさんでした。

私が訪問してから半年ほど経った頃でしょうか、
訪問日の朝、会社から電話が入りました。
前夜、大量の吐血があり救急車で搬送された・・・と。
サービスは中止になりました。

入院して一週間後、ミヨさんは帰らぬ人になりました。
一周忌が過ぎた頃、ミヨさんの家に行くとそこにはマンションが建っていました。

ミヨさんの遺言通りになりました。


その場所には、ミヨさんと私だけの時間が確かにありました。e0161915_23221478.jpg
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by miyabinahiro | 2009-01-31 23:15 | 介護 | Comments(0)

私には夢がある



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マーティン・ルーサー・キング・ジュニア(Martin Luther King, Jr、1929年1月15日 - 1968年4月4日)はアメリカ合衆国のプロテスタントバプティスト派の牧師である。
キング牧師の名で知られる、アフリカ系アメリカ人公民権運動の指導者的役割を果たした活動家。

「I have a dream」(私には夢がある)で知られる有名なスピーチを行った人物。

1964年のノーベル平和賞受賞者。2004年の議会名誉黄金勲章受賞者。

アメリカの人種差別(特にアフリカ系アメリカ人に対する差別)の歴史を語る上で重要な人物の1人である。

ノーベル平和賞受賞理由:
アメリカ合衆国における人種偏見を終わらせるための非暴力抵抗運動ーWikipediaー






あらゆる暴力が存在しない世界となりますように・・・
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by miyabinahiro | 2009-01-31 01:01 | キング牧師 | Comments(0)

私は誰になっていくの?

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日本の読者のみなさまへ

 走り過ぎる新幹線の列車の中から、霞をたなびかせた富士山がすっくと立つ雄々しい姿を目にした、その時の喜びを私は思い出します。京都の静かで落ち着いた石庭に座って、手にしていた暖かい酒のぬくもりも覚えています。東京のにぎやかなお店では、商品が美しく包装されるのに驚いたことも覚えています。

 けれども私は、今日が何の日なのか、お昼には何を食べたのか、昨日は何をしたのか、また明日は何をしようとしているのか、覚えていることはできません。

 私は痴呆症患者ですが、だからといっておびえたり恥ずかしがって隠れていたくはありません。

痴呆症は、他の病気と同じように一つの病気であることを私は知っていますし、痴呆症患者も、敬意を払われ尊厳を保たれるべき価値のある人なのです。執筆の時にも根本的治療法はありませんでしたが、抗痴呆症薬のおかげで私はよく機能を保ったまま留まっています。

私はできるだけ長くこのままよい状態に留まり、この数年間のうちには何か有効な治療法ができて、それを利用できるようになるかもしれないという希望をもちつつ、前向きに痴呆症と共に生きています。

 私は、痴呆症をもつ方たちが希望をもって生きられるように、励ましたいのです。しっかりと生きましょう。毎日を精一杯に生きて、あなたが今まだできることを楽しんでください。ゆっくりペースの生活のなかにあるよさを知ってください。

私は、患者の傍らにいてくださる方たちにも、私たちがうまくやってゆけるように助けていただき、そして穏やかで前向きの生活を送られるように励ましたいのです。私たちが痴呆症であっても、たとえそのために理解しがたい行動をとったとしても、どうか価値ある人としての敬意をもって私たちに接してください。

 この本が翻訳され、日本の読者のみなさまが、痴呆症と共に歩んだ私の旅を知ることで、心に何かを感じとってくださるならば、とても光栄に思います。これは、私にとって身体的であると同時に、精神的、感情的な旅であり、私は信仰によって多くの強さと慰めを得てきました。

私たちは死を恐れるものだとしても、生きることには意味があり、それはどのように表されていようと、私たち自身の精神性を通して見いだされるものなのです。

 読者のみなさま、私の旅を共にしてくださりありがとうございます。私は特に、石橋典子さんが日本でのこの本の出版を強く望まれた、その熱意と、桧垣陽子さんが喜んで翻訳しこの企画を見届けてくれたことに感謝したいと思います。

その努力を通して、私は、日本の読者の方々に、痴呆症と共に歩むこの旅が理解され、より前向きな気持ちで見てゆけるよう勇気づけることができればと願っています。

オーストラリア、ブリスベーンにて

C・ボーデン

  二〇〇三年二月(ー抜粋ー)




http://www.ninchisho100.net/christine/index.html


2007.9.26 来札されました。

上記のアドレスでクリスティーンさんのメッセージを聴く事ができます。



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by miyabinahiro | 2009-01-28 19:39 | 介護関連の書籍 | Comments(0)

研修の建物


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かでる2・7です。2・7は中央区北2条西7丁目の住所にあるからです。

右は北海道警察本部です。

一般公募して総合施設等の名前がつけられています。

きたえ~る つどーむ ちえりあ 等々。
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by miyabinahiro | 2009-01-26 23:30 | その他 | Comments(0)

無償の愛





わが家のピレもそっくりの頃がありました・・・

生後3ヶ月で家族となり、10年が経とうとしています。
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by miyabinahiro | 2009-01-25 22:41 | | Comments(0)

しあわせ


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by miyabinahiro | 2009-01-25 22:12 | 気づき | Comments(0)

目を開けて、 もっと私を見て!


~ある老婦人の詩 ~


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何が見えるの、看護婦さん、あなたには何が見えるの

あなたが私を見る時、こう思っているのでしょう

気むずかしいおばあさん、利口じゃないし、

日常生活もおぼつかなく

目をうつろにさまよわせて

食べ物をぼろぼろこぼし、返事もしない

あなたが大声で「お願いだからやってみて」と言っても

あなたのしていることに気づかないようで

いつもいつも靴下や靴をなくしてばかりいる

おもしろいのかおもしろくないのか

あなたの言いなりになっている

長い一日を埋めるためにお風呂を使ったり食事をしたり

これがあなたが考えていること、あなたが見ているものではありませんか

でも目を開けてごらんなさい、看護婦さん、あなたは私を見てはいないのですよ

私が誰なのか教えてあげましょう、ここにじっと座っているこの私が

あなたの命ずるままに起き上がるこの私が

あなたの意志で食べているこの私が、誰なのか

私は十歳の子供でした。

父がいて、母がいて

きょうだいがいて、皆お互いに愛し合っていました

十六歳の少女は足に翼をつけて

もうすぐ恋人に会えることを夢見ていました

二十歳でもう花嫁。

守ると約束した誓いを胸にきざんで私の心は踊っていました

二十五歳で私は子供を産みました

その子たちには安全で幸福な家庭が必要でした

三十歳、子供はみるみる大きくなる

永遠に続くはずのきずなで母子は互いに結ばれて

四十歳、息子たちは成長し、行ってしまった

でも夫はそばにいて、私が悲しまないように見守ってくれました

五十歳、もう一度赤ん坊が膝の上で遊びました

愛する夫と私は再び子供に会ったのです

暗い日々が訪れました。

夫が死んだのです

先のことを考え 不安で震えました

息子たちは皆自分の子供を育てている最中でしたから

それで私は、過ごしてきた年月と愛のことを考えました


いま私はおばあさんになりました。

自然の女神は残酷です

老人をまるでばかのように見せるのは、自然の女神の悪い冗談

体はぼろぼろ、優美さも気力も失せ、

かつて心があったところにはいまでは石ころがあるだけ

でもこの古ぼけた肉体の残骸にはまだ少女が住んでいて

何度も何度も私の使い古しの心はふくらむ

喜びを思い出し、苦しみを思い出す

そして人生をもう一度愛して生き直す

年月はあまりに短すぎ、あまりに速く過ぎてしまったと私は思うの

そして何ものも永遠ではないという厳しい現実を受け入れるのです

だから目を開けてよ、看護婦さん 目を開けて見てください

気むずかしいおばあさんではなくて、「私」をもっとよく見て!



イギリス,ヨークシャーのアシュルディー病院の老人病棟で一人の老婦人が亡くなり、

彼女の持ち物を調べた看護師が見つけたモノ。

ー研修からー
   

※工業デザイナーパット・ムーア女史の著書『私は3年間老人だった』に挿入されている詩です。
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by miyabinahiro | 2009-01-25 06:36 | ある老婦人の詩 | Comments(0)

どうして・・・?

ワンの物語 『How Could You...』  by Jim Wills, 2001
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私がまだ子犬だった頃、私はあなたが喜ぶような仕草をして、あなたを笑わせました。
When I was a puppy, I entertained you with my antics and made you laugh.

あなたは私のことを「うちの子」と呼び、私がどんなに靴やクッションを破壊しても、
You called me your child, and despite a number of chewed shoes

私たちは最良の友となりました。
and a couple of murdered throw pillows, I became your best friend.

私が悪さをすると、あなたは私を指差し、その指を振りながら、
Whenever I was "bad", you'd shake your finger at me

「どうして・・・?」と問いました。
and ask "How could you?"

しかしすぐに、あなたは微笑み、私を転がしておなかを撫でてくれました。
But then you'd relent, and roll me over for a belly rub.

あなたがとても忙しかったので、私の破壊癖は思ったより長く続きましたが、
My housebreaking took a little longer than expected,

それはお互い時間をかけて解決しましたね。
because you were terribly busy, but we worked on that together.

あなたに寄り添い、あなたの信念や、誰にも秘密にしている将来の夢に聞き入った夜のことを
I remember those nights of nuzzling you in bed

私は今でも覚えています。
and listening to your confidences and secret dreams,

あのとき私は、これ以上幸せな人生はないと、固く信じていました。
and I believed that life could not be anymore perfect.

私たちはたくさん散歩をし、公園で走り、ドライブし、途中でソフトクリームを食べました。
We went for long walks and runs in the park, car rides, stops for ice cream

(あなたは「アイスクリームは犬の体に悪いから」と言って、私にはコーンしかくれませんでしたが・・・)
(I only got the cone because "ice cream is bad for dogs," you said),

私はいつも陽だまりでうたた寝をしながら、
and I took long naps in the sun

あなたが一日の仕事を終えて家に帰ってくるのを待ちました。
waiting for you to come home at the end of the day.




次第に、あなたは仕事や出世のために費やす時間が長くなり、
Gradually, you began spending more time at work and on your career,

やがて人間のパートナーを探すようになりました。
and more time searching for a human mate.

私は辛抱強く待ちました。あなたが傷付いた時や落ち込んだ時にはあなたを慰め、
I waited for you patiently, comforted you through heartbreaks and disappointments,

あなたの決断が間違っていても決して非難せず、
never chided you about bad decisions,

あなたが家に帰ってくると、おおはしゃぎして喜びました。
and romped with glee at your homecomings,

あなたが恋に落ちたときも、いっしょになって歓喜しました。
and when you fell in love.

彼女-今はあなたの奥さんですが-は、「イヌ好き」な人ではありませんでしたが、
She, now your wife, is not a "dog person" still I welcomed her into our home,

それでも私は彼女を受け入れ、愛情を示し、彼女の言うことを聞きました。
tried to show her affection, and obeyed her.

あなたが幸せだったから、私も幸せだったのです・・・
I was happy because you were happy.

やがて人間の赤ちゃんが産まれてきて、私も一緒に、その興奮を味わいました。
Then the human babies came along and I shared your excitement.

赤ちゃんたちの、そのピンク色の肌に、またその香りに、私は魅了されました。
I was fascinated by their pinkness, how they smelled,

私も、赤ちゃんたちを可愛がりたかったのです。
and I wanted to mother them too.

しかしあなたたちは、私が赤ちゃんを傷つけるのではないかと心配し、
Only she and you worried that I might hurt them,

私は一日の大半を他の部屋やケージに閉じ込められて過しました。
and I spent most of my time banished to another room, or to a dog crate.

私がどれほど赤ちゃんたちを愛したいと思ったことか。でも私は「愛の囚人」でした。
Oh, how I wanted to love them, but I became a "prisoner of love".

赤ちゃんたちが成長するにつれて、私は彼らの友達になりました。
As they began to grow, I became their friend.

彼らは私の毛にしがみついて、よちよち足でつかまり立ちをしたり、
They clung to my fur and pulled themselves up on wobbly legs,

私の目を指で突付いたり、耳をめくって中を覗いたり、私の鼻にキスをしました。
poked fingers in my eyes, investigated my ears, andgave me kisses on my nose.

私は彼らの全てを愛し、彼らが私を撫でるたびに喜びました。
I loved everything about them and their touch--

何故なら、あなたはもう、めったに私を触らなかったから・・・
because your touch was now so infrequent--

必要があれば私は命を投げ出しても、子供たちを守ったでしょう。
and I would have defended them with my life if need be.

私は彼らのベッドにもぐりこみ、彼らの悩み事や、
I would sneak into their beds and listen to

誰にも秘密にしている将来の夢に聞き入りました。
their worries and secret dreams,

そして一緒に、あなたを乗せて帰ってくる車の音を待ちました。
and together we waited for the sound of your car in the driveway.

以前あなたは、誰かに犬を飼っているかと聞かれると、私の写真を財布から取り出し、
There had been a time, when others asked you if you had a dog, that you produced

私の話を聞かせていたこともありました。
a photo of me from your wallet and told them stories about me.

ここ数年、あなたは「ええ」とだけ答え、すぐに話題を変えました。
These past few years, you just answered "yes" and changed the subject.

私は「あなたの犬」から「ただの犬」になり、
I had gone from being "your dog" to "just a dog," and

私にかかる全ての出費を惜しむようになりました。
you resented every expenditure on my behalf.




そして、あなたは別の街で新しい仕事を見つけ、
Now, you have a new career opportunity in another city,

みんなでペット不可のマンションに引越しをすることになりました。
and you and they will be moving to an apartment that does not allow pets.

あなたは「自分の家族」のために正しい決断をしましたが、
You've made the right decision for your "family,"

かつて、私があなたのたった一人の家族だった時もあったのです。
but there was a time when I was your only family.

私は久々のドライブで、とても嬉しかった・・・保健所に着くまでは-。
I was excited about the car ride until we arrived at the animal shelter.

そこには犬や猫たちの、恐怖と絶望の臭いが漂っていました。
It smelled of dogs and cats, of fear, of hopelessness.

あなたは書類に記入を済ませて、係員に「この子によい里親を探してくれ」と言いました。
You filled out the paperwork and said "I know you will find a good home for her".

保健所の人は肩をすくめて、眉をひそめました。彼らは知っていたのです、
They shrugged and gave you a pained look. They understood the realities

歳を取った成犬たちが-たとえ「血統書」付きでも-直面する現実を・・・
facing a middle-aged dog, even one with "papers."

あなたは、「パパやめて、ボクの犬を連れて行かせないで!」と叫ぶ息子の指を
You had to prise your son's fingers loose from my collar as he screamed

一本一本、私の首輪から引き離さなければなりませんでした。
"No Daddy! Please don't let them take my dog!"

私はあなたの子供のことを心配しました。何故なら、あなたはたった今、このことを通して
And I worried for him, and what lessons you had just taught him about friendship

友情、誠実さ、愛、責任、そしてすべての生命への尊重の意味を、彼に教えたのです。
and loyalty, about love and responsibility, and about respect for all life.

あなたは私の頭を軽くたたき「さよなら」と言いました。あなたは私から目をそらし、
You gave me a good-bye pat on the head, avoided my eyes, and

首輪とリードを持ち帰ることさえ、丁重に断りました。
politely refused to take my collar and leash with you.

あなたにとって守るべき期日があったように、今度は私にも期日がやってきました。
You had a deadline to meet and now I have one, too.

あなたが去った後、やさしい女性係員が二人やってきて言いました。
After you left, the two nice ladies said

「何ヶ月も前からこの引越しのことを知っていたはずなのに、
you probably knew about your upcoming move months ago and

里親を探す努力もしなかったのね・・・」と。
made no attempt to find me another good home.

彼女たちは首を振りながらつぶやきました。「どうして・・・?」
They shook their heads and asked "How could you?"




保健所の人たちは、忙しさの合間に、とても親切にしてくれました。
They are as attentive to us here in the shelter as their busy schedules allow.

もちろんゴハンはくれました。でも、私の食欲はもう何日も前からなくなっていました。
They feed us, of course, but I lost my appetite days ago.

最初は誰かが私のケージの前を通るたびに、走り寄りました。
At first, whenever anyone passed my pen, I rushed to the front,

あなたが考えを変えて私を迎えに来てくれたのだと願いました。
hoping it was you that you had changed your mind,

今回のことが全部、悪夢であってほしいと願いました。
-- that this was all a bad dream...

そうでなければ、せめて私を気に留め、ここから助け出してくれる誰かが来てくれればと・・・
or I hoped it would at least be someone who cared, anyone who might save me.

しかし、幼い子犬たちの愛情を求める可愛らしい仕草には敵わないと悟った年老いた私は、
When I realised I could not compete with the frolicking for attention of

子犬たちの明るい運命を脇目に、ケージの隅に引っ込み、ひたすら待ちました。
happy puppies, oblivious to their own fate. I retreated to a far corner and waited.

ある日の夜、係員の女性の足音が近づいてきました。
I heard her footsteps as she came for me at the end of the day,

私は彼女の後に続いて通路をとぼとぼ歩き、別の部屋に行きました。
and I padded along the aisle after her to a seperate room.

しんと静まり返った部屋でした。
A blissfully quiet room.

彼女は私を台の上に乗せ、私の耳を撫で、心配しないで、と言いました。
she placed me on the table and rubbed my ears, and told me not to worry.

私の心臓が、今まさに起きようとしている事実を予期し、ドキドキと鼓動しました。
My heart pounded in anticipation of what was to come,

しかし同時に、安心感のようなものも感じました。
but there was also a sense of relief.

かつての愛の囚人には、もう時は残されていませんでした。
The prisoner of love had run out of days.

生まれついての性格からか、私は自分のことより、係員の彼女のことを心配しました。
As is my nature, I was more concerned about her.

彼女が今果たそうとしている責務が、彼女に耐え難い重荷となってのしかかっていることを、
The burden which she bears weighs heavily on her,

私は知っていたからです・・・かつて私があなたの気持ちをすべて感じ取ったように-。
and I know that, the same way I knew your every mood.

彼女は頬に涙を流しながら、私の前肢に止血帯を巻きました。
She gently placed a tourniquet around my foreleg as a tear ran down her cheek.

私は、何年も前に私があなたを慰めたときと同じように、彼女の手を舐めました。
I licked her hand in the same way I used to comfort you so many years ago.

彼女は私の静脈に注射の針を挿入しました。
She expertly slid the hypodermic needle into my vein.

私は針の傷みと、体に流れ入る冷たい液体を感じ、横たわりました。
As I felt the sting and the cool liquid coursing through my body, I lay down

私は眠気に襲われながら彼女の目を見つめ、「どうして・・・?」と呟きました。
sleepily, looked into her kind eyes and murmured "How could you?"

おそらく彼女は私の犬の言葉が分かったのでしょう、
Perhaps because she understood my dogspeak,

「本当にごめんなさい・・・」と言いました。
she said "I'm so sorry."

彼女は私を腕に抱きました。そして、「あなたはもっと良い場所へ行くのよ。」
She hugged me, and hurriedly explained that it was her job to make sure I went to

「ないがしろにされたり、虐待されたり、捨てられたり、
a better place, where I wouldn't be ignored or abused or abandoned,

自力で生きていかなけらばならないようなところではなく、
or have to fend for myself

愛と光に満ちた、この世界とは全く違う場所に、
-- a place of love and light

あなたが行くのを見届けるのが私の仕事なの・・・。」と、急ぐように説明しました。
so very different from this earthly place.

私は最後の力を振り絞り、尻尾を一振りすることで、彼女に伝えようとしました。
And with my last bit of energy, I tried to convey to her with a thump of my tail that

さっきの「どうして・・・?」は彼女に対する言葉ではなく、
my "How could you?" was not directed at her.

あなた、私の最愛なる主人である、あなたへの言葉だったのだと・・・。
It was you, My Beloved Master,

私はいつもあなたのことを想っていました。これからもあなたのことを想うでしょう・・・
I was thinking of. I will think of you

そして私は永遠に、あなたを待ち続けます。
and wait for you forever.

あなたの人生に関わる人すべてが、これからもずっと、私と同じくらい誠実でありますように・・・
May everyone in your life continue to show you so much loyalty.

終わり・・・
THE END.




ワンの物語
『How Could You...』 by Jim Wills, 2001
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この物語は、ジム・ウィルスという方が書いたエッセイです。
原文TUNAMARA KENNELSさんより  訳 by あーにゃママ
非営利目的であればどなたでも転載可。
 
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by miyabinahiro | 2009-01-24 14:35 | ワンの物語 | Comments(0)

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by miyabinahiro | 2009-01-24 00:20 | 事件 | Comments(0)