カテゴリ:介護関連の書籍( 16 )

鼻めがねという暴力

鼻めがねという暴力 どうすれば認知症の人への虐待を止められるか


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内容紹介


老人ホーム等での介護職による虐待が後を絶ちません……。

果たしてそれはどこまで広がっているのでしょうか……。

この本は、著者が、かつて特養の入居者にあやうく暴力を加えそうになった経験、ならびに現在運営するグループホームで起きてしまった虐待事件を振り返りながら、虐待が起こる原因について深く追究し、どのようにしたらそれを止められるのかを思考したものです。

ちなみに、タイトルにある「鼻めがね」とは、クリスマスや誕生会などで用いられるパーティーグッズです。

これを認知症のお年寄りに付けさせ、「かわいい〜」「似合ってる〜」などと言って手を叩く。

悪気はなくとも、介護現場でよくみられるこうした風土が、虐待へと続く「芽」に他ならない。著者はそう言います。


<著者あとがきより>

一度起こしてしまった虐待は、償うのも、挽回するのも本当に難しいことです。そのことを思い知らされる結末となりました。

私にせめてもの償いができるとしたら、介護を仕事と決めた皆さんに私の経験を正直に伝えることだと思っています。それによって、虐待をすること、虐待が起きることの怖さに気づいてもらえれば幸いです。

そして、虐待を心から防ぎたいと考え、行動してくれることつながるなら、これほどうれしいことはありません。それが、これまで虐待を受けた数多の方たちに対する償いであり、この本を書いた理由でもあります。




著者について

林田俊弘(はやしだとしひろ)

NPO法人ミニケアホームきみさんち理事長ならびに有限会社自在取締役社長。
1968年、福岡県生まれ。
銀行を退職後、デイサービスや特別養護老人ホームなどの介護職を経て、1999年、グループホーム「ミニケアホームきみさんち」を開設。
現在、都内で計6か所のグループホームを運営する。
東京都地域密着型協議会副代表、全国グループホーム団体連合会副代表としても活躍。






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by miyabinahiro | 2016-10-27 11:32 | 介護関連の書籍 | Comments(0)

『目を開けて、もっと私を見て』

この詩は、イギリス・ヨークシャーのアシュルディー病院の老人病棟で一人の老婦人が亡くなり、

彼女の持ち物を調べていた看護師さんが見つけたものです。

彼女は重い認知症でした。



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『目を開けて、もっと私を見て』


何が見えるの、看護婦さん。あなたには何が見えるの。

あなたが私を見る時、こう思っているのでしょう。
 気難しいおばあさん、利口じゃないし、日常生活もおぼつかなく
  目をうつろにさまよわせて、食べものをぽろぽろこぼし、返事もしない。

あなたが大声で「お願いだからやってみて」と言っても、
 あなたのしていることに気づかないようで、
  いつもいつも靴下や靴をなくしてばかりいる。

面白いのか、面白くないのか、あなたの言うなりになっている。
 長い一日を埋めるためにお風呂を使ったり、食事をしたり、
  これが、あなたが考えていること。あなたが見ている事ではありませんか。

でも目を開けてごらんなさい。

看護婦さん、あなたは私を見ていないのですよ。

私が誰なのか教えてあげましょう。
 ここにじっと座っているこの私が、あなたの命ずるままに起き上がるこの私が、
  あなたの意志で食べているこの私が誰なのか。

私は10歳の子供でした。
 父がいて母がいて兄弟・姉妹がいて皆お互い愛し合っていました。
  16歳の少女は、足に羽をつけて、もうすぐ恋人に会えることを夢見ていました。

20歳でもう花嫁。私の心は踊っていました。守ると約束した誓いを胸に刻んで。

25歳で私は子供を産みました。その子は、私に安全で幸福な家庭を求めたの。

30歳。子供はみるみる大きくなる。永遠に続くはずの絆で母子は互いに結ばれて。

40歳。息子たちは成長し行ってしまった。

でも夫は傍にいて私が悲しまないように見守ってくれました

50歳 もう一度赤ちゃんが膝の上で遊びました。
 私の愛する夫と私は再び子供に会ったのです。

暗い日々が訪れました。夫が死んだのです。

先のことを考え・・・不安で震えました。
 息子達は皆自分の子供を育てている最中でしたから。
  それで私は、過ごしてきた年月と愛のことを考えました。

いま、私はおばあさんになりました。
 自然の女神は残酷です。
  老人をまるで馬鹿のように見せるのは、自然の女神の悪い冗談。
   体はぼろぼろ、優美さも気力も失せ、かつて心があったところには、
 今では石ころがあるだけ。

でも この古ぼけた肉体の残骸にはまだ少女が住んでいて、
 何度も何度も私の使い古しの心をふくらます。

私は、喜びを思い出し、苦しみを思い出す。

そして、人生をもう一度愛して生きなおす。

年月は、あまりにも短すぎ、あまりに速く過ぎてしまったと私は思うの。

そして、何物も永遠ではないという厳しい現実を受け入れるのです。

だから目を開けてよ、看護婦さん・・・目を開けてください。

気難しいおばあさんではなく「私」をもっと良く見て!。



パット・ムーア著 「変装 私は三年間老人だった」(1988初版)より転載







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by miyabinahiro | 2016-05-21 10:45 | 介護関連の書籍 | Comments(0)

その座り方、崩れています!

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 ●━━━━ 目 次 ━━━━●

Ⅰ 人の身体と座ること
 ・座るとはどういうこと?
 ・いすの基本的な規格
 ・座位の種類(能動座位)(安楽座位)
 ・入浴時の座位
Ⅱ 円背の特徴と配慮
 ・円背のある人の座位の特徴
 ・円背と仙骨座り
 ・食事への配慮
 ・排泄と入浴の姿勢
Ⅲ ギャッジアップベッドの使い方
 ・ギャッジアップベッドの注意点
 ・ギャッジアップベッドを使うための評価
 ・ギャッジアップベッドを使うための対応
Ⅳ 車いすの選定~評価と適応
 ・サイズの選択
 ・管理
 ・評価
 ・種類
 ・モジュラー型車いすの使い方
Ⅴ 車いすの調整~仙骨座りの原因と改善
 ・仙骨座りの原因と改善
 ・自力駆動する人の車いすの調整



出典;座位が変われば暮らしが変わる


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by miyabinahiro | 2015-07-19 21:49 | 介護関連の書籍 | Comments(0)

ピック病の症状と治療


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はじめにより

アーノルド・ピックが最初のピック病症例を発表してから2012年で120年が経過したことになります。

ピック病を独立疾患として最初に認めた論文が日本人医師 大成 潔によるものだったこともあり、

とくに日本ではピック病の名称が認められてきました。

ところが、「ピック病」は1996年以降マンチェスターグループによる前頭側頭葉変性症(FTLD)分類の下位に組み入れられ、その名称も消えようとしているのが世界の趨勢です。

驚くべきことに現在、インターネットで検索するとピック病という病名のついた書籍は2冊しかありません。

松下正明先生・田邉敬貴先生の対談集(2008)と、

万引きで一時は懲戒免職になった茅ヶ崎市職員 中村成信(しげのぶ)さんの書籍(2011)です。

勤務医時代、大学からアルバイトに来ていた若い精神科医が統合失調症の遺伝子異常を研究しており、

「僕は教授になる」と公言していました。

彼にピック病の研究もしてくれないかと頼んでみたら、

「ピック病は数が少ないから論文を書いても引用数が伸びず教授にはなれないから」と言われ衝撃を受けました。

このような打算的な人たちが学会を構成している限り、

患者数の少ない疾患は一向に診療技術が上がらないだろうと思います。

失語症候群を含めたFTLDには診断の難しい患者もいますが、

多くは知識さえあれば簡単に見つけ出せ、簡単に病状を改善できます。

そのことを1日も早く世に伝えようとこの本を執筆することにしました。


出典:ピック病の症状と治療

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by miyabinahiro | 2014-08-14 13:39 | 介護関連の書籍 | Comments(0)

ぼくが前を向いて歩く理由(わけ)

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すべての人におくる、感動の再生物語

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「サザンビーチちがさき」の命名者であり、

2000年夏のサザンオールスターズ茅ヶ崎ライブ開催に奔走し活躍した一人の行政マンを襲った突然の悲劇。

万引きによる現行犯逮捕、それは若年認知症(ピック病)の症状によるものだった。

混乱、苦悩、偏見……、そのなかで家族はどのように再生を果たしていったのか。


感動の手記。

2006年2月、スーパーで万引きして現行犯逮捕された中村成信さん。

弁明の機会もなく懲戒免職となるが、その後ピック病と診断―。

本書は、ピック病が社会に理解されていないために起きた悲劇、復職に至る長い道のり、

家族・仲間の支援の軌跡であり、中村さんの再生の記録。


ピック病(前頭側頭型認知症)とは……

前頭葉や側頭葉が限局的に萎縮する認知症疾患。

意欲低下や性格変化などを生じる前頭葉症状と、言語の障害などが起こる側頭葉症状がみられる。

初期の時期には記憶障害がみられないため、

アルツハイマー病とは症状の内容が大きく異なる疾患といえる。





出典:ぼくが前を向いて歩く理由(わけ) 
    事件、ピック病を超えて、いまを生きる

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by miyabinahiro | 2014-08-14 11:51 | 介護関連の書籍 | Comments(0)

認知症ケアの突破口


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内容見本

http://www.chuohoki.co.jp/products/tachiyomi/3880/index.html


まえがき

第1章 認知症の人と向き合うということ
  ――こんなとき、あなたならどうする!?

第2章 認知症ケアを考える
  ――よりよい日常生活支援に向けて

第3章 支援専門職としての矜持
  ――僕たちにしかできない仕事をしよう!

梅本さんに聞きたいQ&A


現在の介護を変えるのはあなたかもしれない―――

認知症ケアで大切なことは、最期まで「自分のことは自分でする」という自立して生きる姿を支援すること。

なんでもやってあげる介護から脱却し、日常生活支援へ。

認知症ケアの現状に疑問を投げかけ、

認知症の状態にある人との向き合い方と、これからの支援のあり方を考える。


出典:認知症ケアの突破口

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by miyabinahiro | 2014-08-14 11:32 | 介護関連の書籍 | Comments(0)

シルバー川柳

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妻旅行 おれは入院 ねこホテル



おもしろい本です!!


是非ともお読みくださいませ^^

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by miyabinahiro | 2014-02-15 17:34 | 介護関連の書籍 | Comments(0)

福祉用具のちから 「手厚い介護」とは何か?

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『介護』を『快護』に。

大切な人を想い、1人でがんばりすぎていませんか?

「こんなふうに使うのか」「こんなこともできるんだ!」と気づかせてくれる福祉用具のちからから生まれた、

18の家族のエッセイ集。



<目次>

はじめに

"福祉用具のちから"って何?



第1章 思い出と絆

 「ありがとう」を夫婦で共有する

 人の役に立つということ

 若い日の妻に会うために

 いつまでも、2人で暮らしたい

 「桜の時期」に揺らぐ心

 ありがとう、千本イチョウ

 自分に何ができるか

 父の日課



第2章 支えと献身

 母の介護人生から学ぶ

 受け入れる力と介護する力

 無理なく末永く、適切な支援は残された時間への投資

 見守り、支える存在に

 リフト導入による生活範囲拡大

 「吊り下げるよりほかあるまい」

 「手厚い介護は手でするもの」

 普通のことを当たり前に

 加治屋町日記(1)加治屋町ショールーム週報より

 加治屋町日記(2)福祉用具は優しさの結晶


著者:岩元文雄



商品の説明
内容(「BOOK」データベースより)

鹿児島、宮崎両県で福祉用具レンタル・販売を行い19年。

巡りあった多くの事例の中から選んだ、ぜひ伝えたい家族の話。



著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

岩元/文雄

株式会社カクイックスウィング代表取締役社長。昭和39年6月13日生まれ。

昭和63年3月、青山学院大学経済学部卒業。

東京でのサラリーマン生活を経て、平成4年1月、カクイわた基準寝具株式会社(現・株式会社カクイックス)入社。

平成4年から平成6年までエコール事業部に所属し、鹿児島県・宮崎県内各市町村の日常生活用具給付等事業を中心に営業を担当した。

以後、株式会社カクイックス営業部(医療機関・福祉施設担当)、製造部、総務部を経て、平成10年6月に株式会社カクイックス取締役、平成11年6月に株式会社カクイックス常務取締役に就任。


(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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by miyabinahiro | 2013-02-11 00:50 | 介護関連の書籍 | Comments(0)

『人を語らずして介護を語るな。』


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当法人の「話題の書籍」コーナーにある本です。

北海道登別市の、

特別養護老人ホーム・デイサービスセンター緑風園さんの施設長がお書きになった本です。


実際にお逢いになった人からお聞きすると、

優しく穏やかで紳士な方なのだそうです。

北海道に帰ったなら、叶うならば施設を訪ねてみたいと思います。

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by miyabinahiro | 2012-08-27 20:53 | 介護関連の書籍 | Comments(0)

まだ見ぬ介護者へ

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まだ見ぬ介護者へ


 私はすべてを失ったわけではありません

どんなことでも まず問いかけてみてください

何でも まず私の意思を確認してください

食べる 食べない 行く 行かない 暑い 暑くない?

どうしたのって きいてみてください

訳のわからないことを言うかもしれませんが 私は病気です

痴呆状態にあるのです 進行性の難病といってもいいでしょう

察してください ようく見てください


 私はすべてを失ったわけではありません

まだまだ若いものに負けないこともたくさんあります あると思います

でも 若い頃と同じようにはできないでしょう

あせらないで じっと見ていてください

見ていて 少しだけ手を貸してください

人間の機能や能力は使わないと使えなくなると 若い頃に聞きました

生きるためにたたかう力はまだまだ・・・・


 私はすべてを失ったわけではありません

外だって自由に出たがるでしょう 雲や星が好きです

外に自由に出られるようにしていてくれさえすれば 自分で出かけます

でもきっと目的地には着けないでしょう 戻れなくなるでしょう

そっとついてきてくれると嬉しいです

とまどったり 不安げになったら そっと傍に来て

どうしたのって声をかけてください

きっとあなたのことが天使様に見えるでしょう


 私のことを笑ってくれていいですよ

きっとおかしなことを言ったり おかしな格好をすることでしょう

でもお願いです 陰で笑ったり 自分一人だけで 仲間同士だけで笑わないで

私にも笑っている訳を教えてください

きっと私も笑いの仲間に入り いっしょにおかしむでしょう

だって おかしいことはおかしいと 私にもわかるから


 私はすべてを失ったわけではありません

私を痴呆老人なんて呼ばないでください

私の名前は和田サンです

私のことをわがままなんて言わないでください

私はあなたと同じ人間です

ただ 痴呆という難しい状態になっただけです

私の努力では 止められないんです


和田行男著『大逆転の痴呆ケア』(中央法規出版)より



※この記事は2005年1月に掲載されました。2004年12月厚生労働省が「痴呆」に変わる用語として、「認知症」を選定しました。



【目次】

1 ばあさんずストーリー(ばあさんず「ごもっとも」編/ばあさんず「ランチ・ディナー」編 ほか)/

2 どう見る・どう考える「痴呆ケア」(どう見る「痴呆老人」/どうとらえる「生き方」 ほか)


3 どうかかわる「専門職」―和田vs宮崎の大放談(響き合わせ/見極め ほか)/

4 このままでいいのか、宇宙旅行時代の痴呆ケア(もうひとつの痴呆/痴呆老人と痴呆介護 ほか)


【著者情報】

和田行男(ワダユキオ)

1955年、高知県の山奥に生まれる。10歳で大阪へ。親父は大工だったが、11歳のとき死去。

1974年、国鉄入社。仕事は、鉄を相手にした電車の修理工、専門は機械・電気。

1987年、この世界へ。

特別養護老人ホーム・在宅サービスセンター・老人保健施設などで寮父・生活相談員などを経験。

1997年から、医療法人社団大和会高齢者グループホームこもれび施設長。

2003年4月、(株)大起エンゼルヘルプ入社。現在に至る。

東京都グループホーム連絡会事務局長。

全国痴呆性高齢者グループホーム協会理事。東京都荒川区在住



宮崎和加子(ミヤザキワカコ)

1956年生まれ。山形県寒河江市の山奥にて。

1977年、東京大学医学部附属看護学校卒業後、訪問看護師。東京・医療法人健和会で、14か所の訪問看護ステーション統括所長を歴任。

2001年より、社会福祉法人すこやか福祉会・グループホーム福さん家ホーム長

(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)


出典:和田行男氏 宮崎和加子さんより

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by miyabinahiro | 2010-02-04 08:09 | 介護関連の書籍 | Comments(0)

虎なmakoです。


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