誰もぼくを見ていない


川口の、17歳少年が祖父母を殺めた事件のこと。

ずっと考えていました。


彼にとって、家があって、ご飯を食べれて、テレビを見ることも、

お風呂に入ることも、着替えがあることも、エアコンがあることも、

「明日学校に行くこと」も。


当たり前ではなかった。


しっかりした文章が書けるのを知りました。

文章の中にたくさんの彼の優しさや良識がありました。


懲役15年は重い。

「それがしてはならないこと」の判断がつかなかったのか?

という意味なのか。



少年の母親の実名と写真を知りました。

もう直ぐ出所するという。

刑務所の中以外でこの女に生きられる場所があるというのか。

裁判官は、「早めに社会の制裁を受けさせるために刑期を短くした。」

そう思いたい。


行政はなぜ手を差し伸べなかったのかとか、

周囲の大人は見て見ぬ振りをしたのかとか、

誰しもが考えることを考え、


少年は絶望の毎日の中に生き、

神様助けてとすら思えなかった日々だっただろう・・・と。



e0161915_22460300.jpg

御伽噺の中には、実母が子供を虐待するものがあるという。

きれいに書き換えられて「おとぎなばし」にされているという。


子供を生んだだけのこの女に、

命の灯火が消える前に、

せめて、せめて「私が悪かった」と少年に謝ってほしい。



「自分が悪い」と言えた少年の心を知り、

神様は必ず様々の形に姿を変えて、

少年に手を差し伸べるだろうことを祈ります。






[PR]
by miyabinahiro | 2017-12-04 23:01 | 書籍 | Comments(0)