「自分のことは、自分が一番知っている」



「自分のことは、自分が一番知っている」

 という人がよくあるが、わたしはあまり信じない。


自分よりもむしろ、

傍らの人のほうが、わたしたちの姿を適確に見ていることが多いからだ。


つまりわたしたちの何げなく言う言葉や、示す表情の中に、

わたしたち自身が自覚していない酷薄さ、非情さ、卑劣さ、傲慢を、

そしてまた優しさなどを、

第三者のほうが、はるかによく見て取ることが多い。

〔 三浦綾子 『夢幾夜』 〕



人間は、まことに不完全なものである。


自分はこれでよしと思って生きていても、

知らず知らずのうちに人を傷つけているのだ。

短所のみならず、長所によっても人を傷つけてしまうのだ。


〔 三浦綾子 『生きること思うこと』 〕



自分はすべて被害者で、

相手はすべて加害者だという考え方は、

決して自分を幸せにはいたしません。

〔 三浦綾子 『ちいさな郵便車』 〕

























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Commented by hasi at 2015-10-24 18:53 x
makoさん、ご無沙汰しています。

三浦綾子さん、大好きです。
こちらを拝見して、色々な著者、また読み返そうかな…って思いました。

今は児童の問題に向き合う仕事をしています。時として、三浦綾子さんの言葉を思い浮かべる場面が多々あります。

心ない医師や施設職員の子どもへの対応に憤慨したりした時に…

大切なことを確認させていただきました。
ありがとうございます。
Commented by miyabinahiro at 2015-10-24 22:21
hasiさん、ありがとうございます。

昔、他界した弟から言われたことがあります。

『人を批判している時の自分の顔を鏡で見てみたら?

 どんなにイヤな顔をしているか分かるから。』

・・・まるで鬼の形相、 いや、鬼そのものでした。


様々の職業があります。

きっと、「ブレる」からその道を逸れてしまうのかもしれません。

誰にでもできない職業があるなら、

黙ってブレずに全うすれば良いものを、

「自分は偉い、人とは違う」

この「思い上がり」がその道を逸れさせてしまうのでしょう。

心に秘めて黙ってその道を歩めるならば、

又その強さが微塵でもあるならば、

対相手には「心ある人」として映るものだと思います。

真実のプライドとは、

そうそう他人からは見抜かれないものなのでしょうね。


子は親の背中を見つめます。

自分では見ることのできない自分のその背中は、

意識して温かくありたいものですね。

疲れたら帰りたくなる・・・それが「家」だと思います。


hasiさん、これからも子供たちの心を温めてくださいませ。

by miyabinahiro | 2015-10-18 23:25 | 書籍 | Comments(2)

虎なmakoです。